[弘前大学シーズ集No.24]

SDGs11

防災/SDGs11

煙の充満した火災現場でも動作する火災位置特定センサ

No.24

理工学研究科 機械科学コース

准教授 岩谷 靖(いわたに やすし)

准教授 鳥飼 宏之(とりかい ひろゆき)

URL:http://www.mech.hirosaki-u.ac.jp/~iwatani/

技術概要

 
  • 室内で音波を発信し、壁や什器・カーテンなどから跳ね返ってきた音を受信する方法により、火炎の有無や場所を特定するセンサを開発(特許6694636)。
  • 発信した音波は、煙が充満していても受信できるが、火炎があれば、大きさがゆらぐ原理を利用。
  • 火災報知器は、観測空間での火炎の有無のみを判定する。本センサは火炎の位置も特定可能であることが 特徴。煙の充満した環境でも動作可能。
  • 可視光を含む電磁波や、温度などを使ったセンサでは 煙が充満すると精度が低下または火炎が観測できない。温度を利用する場合、壁などが熱せられると火炎との区別がつかない。本センサは、これらの課題を解決。

想定される活用例

 
  • 新規の火炎位置検出センサ
  • 消防ロボット搭載のセンサ

相談可能な分野

 
  • 計測工学、消火の科学と技術、ロボット工学、制御工学に関すること

 

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