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弘前大学は、青森県の産業振興並びに地域振興を図るため、県内等企業が 実用化研究に取り組み、抱えている具体的な課題を、弘前大学の教員と共同で 解決を目指す研究に対して、研究費等を支援する事業を実施します。

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弘大GOGOファンド採択実績

第25号「がん細胞の蛍光可視化用キットの開発」

平成26年10月共同研究開始
大学院医学研究科 山田勝也准教授、システム・インスツルメンツ株式会社

本研究では、fLGを「細胞診」に適用する上で必須となる前処理工程を簡易確実に実行可能とする為のfLG蛍光可視化キット、並びに関連周辺技術の開発し、経験と主観に基づく現在のがん診断の客観化、精度向上への基盤技術とすることを目指すこととしており、それに対して、研究費335万円が補助されます。

第24号「小型風車によるダイレクトドライブ揚水ポンプの開発」

平成26年10月共同研究開始
北日本新エネルギー研究所 島田宗勝教授、合同会社epco

本研究では、小型風車を使い、栽培漁業の養殖地・水槽における、温度管理、水質管理のためのポンプを直接駆動させる方式の開発を目指し、特に風車性能向上のため風車の小型化を目指すこととしており、それに対して、研究費49万円が補助されます。

第23号「飼料米とリンゴ粕の併用給与による豚肉高付加価値化生産技術の開発」

平成26年10月共同研究開始
農学生命科学部 房家琛助教、株式会社木村牧場

本研究では、青森県産飼料米とリンゴ粕を併用し肥育豚に給与し、生産性、肉質・食味への影響を調査することにより、青森県特産資源の機能性を活かした銘柄豚としてのブランド確立を目指すこととしており、それに対して、研究費160万円が補助されます。

第22号「赤肉リンゴ「紅の夢」の着色度に基づく高精度選別機械の開発」

平成26年10月共同研究開始
農学生命科学部 張樹槐教授、有限会社藤崎冷蔵商会

本研究では、弘前大学藤崎農場で育成された果肉まで赤く着色するリンゴ「紅の夢」に果実の内部着色度にばらつきがあるため、着色度の選別アルゴリズムの確立を目指し、高精度の「紅の夢」選別機械の実用化を目指すこととしており、それに対して、研究費49万円が補助されます。

第21号「紐引き股割れパンツの製品研究開発」

平成26年10月共同研究開始
大学院保健学研究科 小池祐士助手、エポックインターナショナル株式会社

本研究では、排泄動作中の下着の上げ下げが困難な方(脳卒中片麻痺者等)を対象に、パンツに紐を装着し、脳卒中片麻痺者が片手でも容易に股部分を開くことが可能な下着の実用化を目指すこととしており、それに対して、研究費40万円が補助されます。

第20号「Pantoea sp.が付着するソバモヤシの機能性食品としての有用性とPantoea sp.の役割」

平成26年10月共同研究開始
大学院保健学研究科 藤岡美幸講師、あすなろ理研株式会社

本研究では、ソバモヤシに付着するPantoea sp.についての抗菌活性、マクロファージを用いた免疫機能の活性化、植物成長促進因子の存在、抗癌作用、抗炎症作用、糖尿病発生抑制及び治療効果等を研究し、ソバモヤシのさらなる高機能食材としての価値を明示することを目指すこととしており、それに対して、研究費335万円が補助されます。

第19号「弘大白神酵母によるパン製造とブランド化に関する研究」

平成25年11月共同研究開始
農学生命科学部 殿内暁夫准教授、株式会社ラグノオささき

第19号は株式会社ラグノオささき(弘前市)と農学生命科学部・殿内暁夫准教授との 「弘大白神酵母によるパン製造とブランド化に関する研究」 で、 研究費192万円が補助されます。 本研究では、 白神山地から分離された弘大白神酵母を用いたパン製造とブランド化に関する実証的研究を行います。 生タイプ、 冷凍タイプの酵母を使用し、 製造パン毎の原料混合、 発酵工程、 焼成工程の最適化を行うとともに、 クリーム、 餡などとの適合性を調査し、 弘大白神酵母の更なる可能性を探ります。

第18号「着雪防止型太陽光発電道路照明システムの開発」

平成25年11月共同研究開始
北日本新エネルギー研究所 阿布里提教授、株式会社光城精工

第18号は株式会社光城精工(平川市)と北日本新エネルギー研究所・阿布里提教授との 「着雪防止型太陽光発電道路照明システムの開発」 で、 研究費209万円が補助されます。 本研究では、 太陽光パネルから雪の滑落を促し着雪を防止する太陽光パネルを開発するとともに、 気温による影響を最小限にする蓄電技術を開発し、着雪防止自立小型太陽光発電道路照明システムの実用化を目指します。

第17号「飼料米と地域食品残さを活用したリキッド飼料による特産豚肉生産技術の開発」

平成25年9月共同研究開始
農学生命科学部 房家琛助教、株式会社木村牧場

第17号は農学生命科学部房家琛助教と株式会社木村牧場(つがる市)との「 飼料米と地域食品残さを活用したリキッド飼料による特産豚肉生産技術の開発」 で、 研究費49万円が補助されます。 本研究では、 青森県で発生する食品残さと飼料米を添加したリキッド飼料を肥育豚に給与し、 生産性、 肉質・食味への影響を調査することにより、 青森県特産資源の機能性を活かしたブランド豚肉の生産可能性を模索します。

第16号「 ソバモヤシに付着するパンテア菌を利用した健康食品の研究開発」

平成25年8月共同研究開始
大学院保健学研究科 大友良光准教授、あすなろ理研株式会社

第16号は大学院保健学研究科大友良光准教授とあすなろ理研株式会社(平川市)との「 ソバモヤシに付着するパンテア菌を利用した健康食品の研究開発」 で、 研究費49万円が補助されます。 本研究では、 パンテア菌の癌抑制効果の可能性を探り、 現在の商品の高付加価値化あるいは新たな食材製造や健康補助食品等の高機能食材の新商品の開発などにつなぐことを目指します。

第15号「白神山地から分離した酵母によるリンゴ酢製造に関する研究」

H24.8~H25.7
農学生命科学部 殿内暁夫准教授、カネショウ株式会社

第15号は農学生命科学部殿内暁夫准教授とカネショウ株式会社との「白神山地から分離した酵母によるリンゴ酢製造に関する研究」で、研究費49万円が補助されます。
14号と同じく白神山地から分離された酵母を用い、リンゴ酢製造の商業的実用化に向けた実証的研究を行います。白神山地は、世界最大級の規模で広がっている原生的なブナ林が日本で最初の世界自然遺産として登録され、酵母などの有用な微生物の取得が期待されています。

第14号「白神山地から分離した酵母のパン製造適性に関する研究」

H24.8~H25.7
農学生命科学部 殿内暁夫准教授、株式会社 ラグノオささき

第14号は農学生命科学部殿内暁夫准教授と株式会社ラグノオささき(弘前市)との「白神山地から分離した酵母のパン製造適性に関する研究」で、研究費49万円が補助されます。
白神山地の樹木から分離した酵母の商業実用化へ向けて、153株の発酵力、保存性、乾燥耐性、冷凍耐性を詳細に解析し、製パン酵母としての適性評価を行います。

第13号「蛍光標識グルコース誘導体のがん医療への事業化の橋渡し研究」

H24.3~H25.12
大学院医学研究科 山田勝也准教授、ペプチド研究所

第13号は、大学院医学研究科の山田勝也准教授と株式会社ペプチド研究所との「蛍光標識グルコース誘導体のがん医療への事業化の橋渡し研究」で、研究費499万円が補助されます。
悪性度の高いがん病変を細胞単位で早期に発見し、個々の細胞状態に応じて最適な治療を実施、更にその効果を可視化する一連の技術の実用化を目指します。体外診断薬、体内診断薬、抗がん剤の3段階の開発戦略を構築し、がん医療分野において事業化へと結びつける橋渡し研究を行います。

第12号「生活習慣病予防効果が期待されるカボチャ入り麩の制作」

H23.10~H24.10
大学院医学研究科 早狩誠教授、株式会社松尾

第12号は、大学院医学研究科の早狩誠教授と株式会社松尾(弘前市)との「生活習慣病予防効果が期待されるカボチャ入り麩の制作」で、研究費149万円が補助されます。
日常頻繁に食することが多い麩に、生活習慣病の予防に有効な食材であるカボチャを添加し、生活習慣病の予防効果が期待できる製品の開発を行います。

第11号「ミニトマトの色の機能を活かした魅力的な製品開発」

H23.7~H24.7
農学生命科学部 前多隼人助教、有限会社まごころ農場

第11号は農学生命科学部の前多隼人助教と有限会社まごころ農場(弘前市)との「ミニトマトの色の機能を活かした魅力的な製品開発」で、研究費49万円が補助されます。
品種や季節によるミニトマトに含まれるカロテノイド含有量の違いを明らかにし、カロテノイドを多く含むジュースやジャムなどの加工品の開発を目指します。また、カロテノイドによる肥満に関係する炎症性疾患の予防、改善作用について機能評価を行い、ミニトマトを利用した健康維持に役立つ製品開発に役立つ知見を得ます。

第10号「地中熱多機能・低価格ヒートポンプ開発研究」

H23.7~H24.7
北日本新エネルギー研究所 村岡洋文教授、弘星テクノ株式会社

第10号は北日本新エネルギー研究所の村岡洋文教授と弘星テクノ株式会社(弘前市)との「地中熱多機能・低価格ヒートポンプ開発研究」で、研究費500万円が補助されます。
低コスト地熱採取ヒートポンプのシステム開発、夏秋イチゴの真夏栽培でのローコスト、最適な低温栽培方式の実験と検証、他の青森県農業の植物栽培屋可能性調査試験を行います。

第9号「津軽地方での漢方植物「カンゾウ」の栽培研究」

H23.2~H24.7
農学生命科学部 前田智雄准教授、企業組合エキシヤマーケティング

第9号が平成23年2月16日に共同研究を開始しました。農学生命科学部 前田智雄准教授と企業組合エキシヤマーケティング(弘前市)との「津軽地方での漢方植物「カンゾウ」の栽培研究」で、研究費497万9千円が補助されます。
漢方薬原料植物の「カンゾウ(甘草)」は100%輸入に依存しており、輸入量の激減により漢方薬の供給に問題が発生する等、国内生産への必要性が高まっています。カンゾウは日本に自生せず、また栽培もされてきませんでしたが、国内でも栽培可能であることが判明しました。今回の研究では、カンゾウ栽培の先行研究者の支援を受けながら、医薬品、化粧品及び食品等の多分野に利用可能なカンゾウを青森県の新たな農作物として成長させることを目標に、栽培研究を実施します。

第8号「青森県地域資源アブラツノザメの機能解析と健康食品への応用化」

H22.3~H23.3
大学院保健学研究科 野坂大喜講師、有限会社田向商店

第8号は平成22年3月12日に共同研究を開始しました。大学院保健学研究科 野坂大喜助教と有限会社田向商店(青森市)との「青森県地域資源アブラツノザメの機能解析と健康食品への応用化」に研究費500万円が補助されます。
アブラツノザメは青森県において水揚げ量が多いにも関わらず、充分な資源活用が行われていない素材です。サメ資源は現在数多くのサプリメントや化粧品に利用されていますが、その主流となるのはヨシキリザメであり、アブラツノザメは他種のサメの代替資源としての活用の可能性が期待されています。医学的見地からアブラツノザメの機能性試験を実施し、その有用性を明らかにするほか、新たな素材開発等、本県発の新たな健康食品の実用化を目指します。

第7号「固体高分子形水素燃料電池12Vスタックの開発」

H22.3~H23.2
北日本新エネルギー研究所 阿布里提教授、有限会社ビット・テック

第7号は平成22年3月1日に共同研究を開始しました。北日本新エネルギー研究センター 阿布里提教授と有限会社ビット・テック(五所川原市)との「固体高分子形水素 燃料電池12Vスタックの開発」に研究費500万円が補助されます。
携帯機器の利用増大に伴う電池容量の拡大ニーズに対応する技術として燃料電池への期待は高く、全ての携帯機器に対応出来る出力電圧の高い燃料電池スタックを開発し製品化が出来れば、より広い市場が開拓可能になります。スタック構成材料と構造の検討及び試作を実施し、低コスト・小型燃料電池スタックの開発を行います。

第6号「地域未利用資源を活用した炭入り堆肥の製造と特性評価」

H22.2~H23.1
農学生命科学部 園木和典准教授、合同会社ツリーワーク

第6号が平成22年2月1日に共同研究を開始しました。農学生命科学部 園木和典准教授と合同会社ツリーワーク(中泊町)との「地域未利用資源を活用した炭入り堆肥の製造と特性評価」に研究費500万円が補助されます。
合同会社ツリーワークが製造している木炭を添加した「炭入り鶏糞堆肥」は、市販の堆肥と比べ微生物含有率が高く、野菜栽培への効き目が高いことが認められていますが、その効果が木炭を添加したことに起因しているかは検証されていません。今回の研究では、炭入り鶏糞堆肥の木炭の効果の検証と製造技術の確立、また、炭入り牛糞堆肥の製造とその効果についても検証を行います。

第5号「りんご酢を手軽に摂取できる食品の開発」

H22.2~H23.3
教育学部 加藤陽治教授、弘果総合研究開発株式会社

第5号が平成22年2月1日に共同研究を開始しました。教育学部 加藤陽治教授と弘果総合研究開発株式会社(弘前市)との「りんご酢を手軽に摂取できる食品の開発」に研究費427万4千円が補助されます。
弘果総合研究開発株式会社ではりんごの需要拡大を目的に、りんごに含まれる機能性成分を利用した健康の保持増進に役立つ食品の開発に取り組んできました。これまで行ってきたりんご酢のカプセル化に向けた濃縮方法の研究を基に、りんご酢濃縮物の製造方法の確立と、濃縮物を利用したりんご酢を手軽に摂取できる食品の商品化を目指します。

第4号「普及型ヒートポンプレス式地熱融雪システム開発研究」

H21.3~H22.3
学長特別補佐 南條宏肇名誉教授、芝管工株式会社

「弘大GOGOファンド」第4号は平成21年3月30日から研究を開始しました。学長特別補佐の南條宏肇名誉教授と芝管工株式会社(青森市)との共同研究「普及型ヒートポンプレス式地熱融雪システム開発研究」に研究費499万7,400円が補助されます。
地熱を利用した、低ランニングコストの融雪システムを大学敷地内の歩道等に設置し、その有効性について各種データを収集します。

第3号「青森ヒバ抽出エキス配合化粧品の安全性および有用性の検討」

H20.7~H21.6
大学院医学研究科 澤村大輔教授、ヒバ開発株式会社

「弘大GOGOファンド」第3号は平成20年7月1日から研究を開始しました。大学院医学研究科の澤村大輔教授と、ヒバ開発株式会社(下北郡大間町)との共同研究「青森ヒバ抽出エキス配合化粧品の安全性および有用性の検討」に研究費431万6千円が補助されます。
ヒバ水・ヒバ油をベースに天然由来成分を配合した商品『ひばの森+(プラス)』シリーズは、現在、トイレタリー商品8アイテム、化粧品6アイテムを製造販売しています。同シリーズをより広い消費者が安心して購入し使用できるよう、青森ヒバ抽出エキス配合化粧品のアトピー性皮膚炎、乾皮症の患者に対する安全性、有用性の検討を行います。

第2号「香気成分の損失を抑制するフリーズドライ法の開発及びその応用」

H19.7~H20.6
農学生命科学部 齊藤寛准教授、ケイ・エイム・ナチュラル株式会社

第2号の研究課題が平成19年6月21日に採択されました。農学生命科学部の齊藤寛准教授と、ケイ・エイム・ナチュラル株式会社(田舎館村)との共同研究「ハーブ類の香気成分の損失を抑制するフリーズドライ法の開発」に研究費356万5千円が補助されます。
販売されているハーブティーは天然香料を使うなど自然の味がありませんでしたが、香りや色、味などを生に近い状態に保つ独自のフリーズドライ法を使い、より自然に近い状態で楽しめるハーブティーの開発に臨みます。

第1号「リンゴ鹿角霊芝由来抗アレルギー作用の生化学的及び臨床医学的解析」

H18.8~H19.8
農学生命科学部 片方陽太郎教授、ミリオン株式会社

「弘大GOGOファンド」の第1号が平成18年8月11日に研究開始しました。農学生命科学部の片方陽太郎教授と、健康食品を手がけているミリオン株式会社(青森市)との共同研究「リンゴ鹿角霊芝由来坑アレルギー作用の生化学的及び臨床的医学解析」に研究費400万円が補助されます。
鹿角霊芝とよばれる、鹿の角のように枝分かれして育つキノコを、リンゴ剪定枝を培地にして生育させ、アレルギー疾患への効用等について検証していきます。これまでに鹿角霊芝は、リンゴ剪定枝を培地にするとリンゴの栄養素が蓄えられ、大腸ガン細胞の生育抑制を示すことが確認されています。さらに、生化学的、臨床医学的な解析を進め、現代病のひとつでもあるアレルギー対策への応用を目指します。