鮮やかな赤い果肉を持つりんご「紅の夢」の育種と商品開発

No.D7

農学生命科学部 生物共生教育研究センター

助教 林田 大志

 (はやしだ たいし)

 

URL:http://nature.cc.hirosaki-u.ac.jp/staff/taishi-hayashida/  

概要

 
  • 外見は普通のりんごですが、中から表れるのは鮮やかな赤い果肉の「紅の夢(くれないのゆめ)」。弘前大学農学生命科学部附属藤崎農場で育種した果肉まで赤いりんご第1号として品種登録(登録番号19259)。
  • これまでに報告がほとんどない「生食が可能な赤肉品種」(渋味がない)で、酸味の効いた生食ができるおいしいりんごである。
  • 果肉を赤く色づかせる「アントシアニン」は、抗酸化作用があり人間の身体に良いとされています。「紅の夢」は、この大事な「アントシアニン」が果肉にも存在しているため、「アントシアニン」を効率よく摂取することができる。
  • ジュースやジャムに加工するとほのかなピンク色となり、アップルパイなどで加熱しても酸化して茶色くならず、綺麗な赤色となる。生食用だけでなく加工用にも向いた品種である。
  • 量販店での販売を見かけるのは非常に稀であるが、ネット販売などは好調で海外でも人気が高まっている。首都圏や関西圏のパティシエにも人気が高く、旬である10月下旬~期間限定で扱うお店も増加している。

 

問合せ先

 

弘前大学育成新品種「紅の夢」公式ホームページ

URL http://nature.cc.hirosaki-u.ac.jp/kurenainoyume/

 

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