ABS学術対策チームよりお知らせ 12/11

2月9日に開催いたしました、生物遺伝資源 国際ワークショップ
「カルチャーコレクションとバイオリソース機関の名古屋議定書対応」 にご参加ありがとうございます。
今回は、世界的な議論の最前線をご紹介いたしました。かなり、わかりにくい箇所もあったかもしれませんがお許しください。
かなり量が多かったので、二回に分けてご報告します。
 
第1部は、石田さん、アンバーさんに、それぞれの機関の経験に基づく、
ABS対応を、ご講演いただきました。
 
自分自身が印象的であったのは、対象は若干異なりましたが、
両者、 カルチャーコレクションは、警察でない、ABS- ポリスではない、
という、言い回しを使われたことが印象的でした。
もちろん、我々、ABS学術対策チームはGメンでなく、認証機関でもありません。
これからも、国際的な遺伝資源の円滑な利活用のために、ABS対応、支援活動をを行っていくべきと
再度確認した次第です。
 
 
第1部 10:00-11:50
・「日本のex situコレクションが海外産の試料を扱う際の課題整理(Issues when a Japanese ex situ collection 
      receives/distributes genetic resources of foreign origin)」国立環境研究所高度技能専門員石田孝英氏
・「Implementing the Nagoya Protocol in collections: an example from the German microbial 
     collection DSMZ」ドイツ微生物細胞培養コレクションDSMZ副所長Amber Hartman Scholz, Ph.D
 
参加人数:188人
 
アンケート結果(一部)
 
<全体に関する感想>
  • 具体的な対応について、法令等に立ち返って整理されてお話されたので、わかりやすかったです。ありがとうございました。
  • コレクションと寄託の実情を知る貴重な機会をありがとうございました。
  • 博物館関係者としては、コレクション周辺のお話を伺えて大変ありがたかったです。
  • 石田先生のご発表が大変わかりやすく整理してご発表くださりありがたく存じました。勉強になりました。
  • 現在勉強中の身ですが、大変参考になりました。特に、名古屋議定書の対象になるならないの部分に関して誤解をしていた点が理解できて良かったです。
  • ABSに関する良い情報を得ることが出来ました。
  • 微生物の採取や規制、登録の仕方などの知識は、生物学関連の研究者にとって非常に重要なものだと思います。
  • DSMZとは、特許微生物や細胞株の購入で30年近く付き合いがありました。コレクション業務が、今回のお話でも、大変合理的に運営されていることを実感しました。
  • 本日はコレクションに関するワークショップを開催して頂き有り難うございました。お二人の講師のお話は大変参考になりました。ABSに関してはケースバイケースや不明瞭なことが多く、それへの対応はまだまだ課題が多いです。
  • 海外遺伝資源の利用について、情報が収集できればと考え、参加させていただきました。利用する側としては、倫理的な部分も考慮する必要性があるとのことで、参考になりました。
  • 実践の難しさ、ドイツと日本の置かれている状況の違い等が感じられました。
  • コレクション(保有試料)の扱いはまさに本学内でも対応に苦慮しているところで解決策が見出せていません.判断・検討のために実に有益なご講演でした.
  • “石田先生のご講演はABSに関する課題が図などでよくまとめられおり、例を挙げての説明もわかりやすかったです。
  • 域外保存施設としてのコレクションのABS問題の課題と対処が具体例とともに示され、大変参考になりました。
  • よく考えればわかりそうに思えても、実際にはこうしてまとめていただいた説明を聞かないと、意外に気付きにくいポイントなどもたくさんあり、とても勉強になりました。
 
 
<講演内容に関する内容>
  • 大変勉強になりました。例えば、大学でMATを提供機関と締結する場合に、すでにカルチャーコレクションに寄託する可能性が極めて高い場合に、どのような条件を検討しておくといいのでしょうか?またex situコレクション機関間でこのような課題は共有されてるものなのでしょうか?
  • “石田先生のご講演は課題点と対処法(というか提案ですが)をよく整理して頂いて、分かりやすかったです。石田先生のような専門家でも結局は「(法令上は必要ないが)個々の機関での判断」と言わざるを得ないところにABS指針対応の難しさが集約されていると思いました
  • 予備知識がなかったのと遺伝子拡散にどう備えるか・のような内容を勝手に想像してしまったので困惑しました。この分野だけではなく人間の活動はどんどんグローバルになっていきましから当然に必要なものなのだろうな、とかわった範囲で強く感じました。
  • Amber Hartman Scholz先生のご講演は、ABSについて整理して理解することができ、EUの動向やアフリカ諸国の具体例など参考になりました。”
  • 生物資源や遺伝資源に関連したコレクションの直面してる最近の課題(特に受け入れ時のコンプライアンス対応)について、具体的な話を聞きました。基本的に各コレクションによるそれぞれの生物多様性条約と名古屋プロトコル対応であるという話でした。一方その対応について、生物多様性条約以前に寄託されたサンプルに対する対応を想像すると気が遠くなりそうですが、コレクションはサンプルの社会的価値を社会還元するサンプルの供給源であるという理由に納得しました。DSMZでも名古屋プロトコルに関連した遺伝資源はほんの一部とのことで、コレクションも寄託する研究者もまだまだ手法の模索が続きそうだと感じました。
<講演運用に関する内容>
  • 同時通訳は難しいですね
  • “質問の意図が分かりにくい(質疑がかみあっていない?)がいくつかあったようなので、質問者には具体的・丁寧に内容を書くように事務局からアナウンスする。
  • できるれば資料にページ番号がついていると質問しやすいと思います。演者に求めてはいかがでしょうか。
  • シュルツさんの英語と日本語の訳が同時に聞こえてきて、少し聞きづらかった。
  • 後半では、せっかくなので通訳の音声を使ってみましたが、Zoomの画面右下の通訳ボタンでは、オリジナル音声をミュートにできず重なってしまい困りました。あちこちいじってみる中で、上のオプションのプルダウンの中にミュートにする機能があることに気がつきました。何度も参加している方はご存知なのかもしれませんが、こうした注意事項についても、ダウンロードできる資料の中に入れておいていただけるとありがたいと思いました。
  • 資料が数日前から公表されていたので予習には役立ちましたが、当日使用されていたスライドが色々と違っていて混乱もしました。”
<今後の要望>
  • 生物多様性保全に対する諸外国のスタンスの違いを踏まえて、その国家・社会的な取り組み全体を理解し、その中に位置づけながら研究を進めることが幅広く求められているのがわかります。今後も先進国、発展途上国を問わず世界の生物多様性への理解と対応についての実際を取り上げていただけることを期待します。
  • DSMZの取組を聞け、大変参考になった。NIES石田先生の発表も今後国内での議論のよいたたき台になったと思う。
  • まだまだ不確定な要素がありますので、引き続き情報共有をお願いしたいです。
  • 今後もABSに関する情報を発信して頂けると有り難いです。
  • 今回に限らず、これまでのセミナーの動画等について、視聴できるようにしていただけると大変助かります。ご検討いただけますと幸いです。今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。
  • 色々な対応方法をセミナーとしてもらってありがたいです。
  • 場違いな質問を参加アンケートに書いてしまって困惑されたかもしれませんが、私の試みがそのまま進んでいくかどうかはべつにしてありふれた個人が「すぐに」どんどんシークエンスデータを読み出すことになるだろうとは私はSFでもなんでもないと考えますから、適切な管理の方法を考えておく必要はあると思っています。
  • I think the knowledge acquired  regarding the microbe collection, regulations and the way for registering are very important for any biology related researcher
  • とても有益です。豊富な資料も提供していただき、社内関係者でも共有して勉強しております。
  • 有益なお話をありがとうございました。NP、ABS対応が複雑になり、研究者に負担を強いたり、貴重なリソースを「休眠」に追い込む原因にされてしまうのはとても悲しいことと思います。何ができるか考えるためにも、午後の討論を楽しみにしております。
  • 有益なウエビナーありがとうございました。名古屋議定書の理解がふかまりました。休眠リソースの問題ももうすこしきちんと考えるきっかけになりました。以前もお伝えしましたが個別の共同研究契約は可能ですがそれをリソースセンターに寄託と言うことになると先方もそれが判断できないという状況です。つまり未来の利用を自分では判断できないと言うことです。
  • “いつも、有意義な会を開催してくださり、ありがとうございます
  • I am really happy by the way this seminar has been hold. I really appreciate the English lecture and the high level of the lecturers.
  • “提供国側の方の講演もお聴きできるとABSの制度についての理解がより深まると思います。
  • ABSについて参考になる書籍、論文、Webサイトなどについての紹介記事をニュースレターで配信していただけるとありがたいです。”
  • いつも情報をありがとうございます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。(同様意見多数)
 
第2部の報告は次回に流します。
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