ABSニュース配信 2/14

 
♦コロナウイルスと名古屋議定書
 
(STAT) 新規コロナウイルス2019nCoVが名古屋議定書の欠陥を露呈
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 「もし中国が2019nCovの発見後に名古屋議定書の要件に従っていたならば、中国はこの病原体の
配列をどのように共有するかについて各国と一つずつ議論を始めることができたであろう。これは、
アウトブレイクにおける倫理的問題の管理に関するWHOの指針「急速なデータ共有は、展開する健
康上の緊急事態の際には極めて重要である。倫理的に適切で迅速なデータ共有は、病因因子の同定、
疾患の拡大の予測、既存および新規治療の評価、対症療法と予防措置、および限られた資源の展開の
指針に役立つ。」に反する。」
 
国際医薬品製造業者連盟(IFPMA)掲載記事はこちら
 「国際社会が、病原体を議定書から除外するための効果的で国際的に整合性のあるアプローチに向
けて取り組むことは、世界的な公衆衛生、流行及びパンデミックへの備えのために重要である。」
 

 

♦侵害-欧州委員会、遺伝資源へのアクセス体制が不完全であるとしてイタリアを裁判所に提訴
 
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 「2018年1月に欧州委員会から送付された正式通知書と2019年1月に出された理由を付した意見書
を受けて、イタリアは2019年7月に国内管轄当局の指定を通知した。しかし、これまでのところ、
イタリアは規則違反に適用される制裁措置を制定する法案を提出していない。欧州委員会は、イタ
リアをEU司法裁判所に付託することを決定した。」

 

♦WHO運営機関会議におけるWHとの声明

 

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 「議題項目:15.4 名古屋議定書の実施による公衆衛生への影響」
我々は、インフルエンザウイルス及びその他の病原体に関する生物多様性条約の名古屋議定書(CBD)
の実施に関するWHOの作業に感謝する。
 しかし、WHOの活動は感染症に限定されており、遺伝資源の利用が健康に及ぼす広範な影響を網羅
していないことは残念である。GRは、食料生産、医薬品、化粧品、バイオベースのエネルギー源の開
発など、いくつかの経済分野でますます重要な役割を果たしている。GRは生物医学研究や損傷した生
態系の回復にも重要である。したがって、GRの使用は感染症を超えてヒトの健康に重大な影響を与え
る可能性があり、利益の公正かつ衡平な配分を保証するために、名古屋議定書に関連するその使用は
WHOにより厳密に監視されるべきである。

 さらに、我々は、GRに関連する知的財産の利用について懸念している。自然界に存在するGRは技術
革新ではないため、特許を受けることはできない。しかしながら、GRに基づく又はGRを使用して開発
された発明は、特許を受けることができ、したがって、知的所有権法の範囲内にあり、その後、特許所
有者に、その発明を他人がどのように使用することができるかを決定する権利を与えることができる。
 したがって、公衆衛生を害する商業的利益のために誤った特許を付与することを防止するために、G
Rに関連する真正な革新を特定する明確で厳格な基準を決定することが重要である。世界的に公衆衛生
に貢献するというその主要な価値に沿って、WHOはWIPOやCBDを含む関連パートナーと共にこの問題
に取り組むべきであり、その結果、GRが人間活動の持続可能な開発に必要な共通の利益(国連地球サミッ
ト1992)として保存される。」
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