ABSニュース配信 1/25

 
1. アクセスと利益配分政策の領域におけるジーンバンクの運営
 
【運営】

1.ITPGRFA附属書Iに列記され、MLSの一部を構成する作物の遺伝資源。

 これらのコレクションへのアクセスは、ITPGRFAのSMTAの下で提供される。

 

2.ITPGRFAの附属書Iに記載されていない遺伝資源で、CBDが発効する前にCGNによって獲得

されたもの。原則として、CGNは、CGNによる材料の取得中に合意された契約上の義務が追加の

条件を必要としない限り、SMTAのもとでユーザーにこの遺伝資源を提供する。

 

3.ITPGRFAの附属書Iに記載されていない遺伝資源で、CBDが発効した後にCGNによって獲得さ

れたもの。これらは、原産国の国家主権に服する。可能であれば、CGNはSMTAの下でこれらの遺

伝資源へのアクセスを提供するが、必要であれば、CGNは、提供国によって設定された追加的な条

件またはCGNによる材料の取得時に合意された契約上の義務を組み込むようSMTAを適応させる。

 
【DSIについて】
 最近、遺伝資源に関連するデジタル配列情報(DSI)も国際ABS協定に該当するかどうかについて議論が
生じている。一般的に、DSIへのアクセスと利用は、保全と持続可能な開発にとって極めて重要であると
いうコンセンサスがある。しかし、DSIへのアクセスとその利用から得られる利益の共有が現在公正かつ
衡平であるかどうかについては意見が分かれている。DSIへのアクセスとその利用からの利益配分を規制
すべきかどうか、またどのように規制すべきかについては、各国で異なる意見があり、国際協定の枠組み
の下で議論が行われている。一方、一部の国では国内のPGRアクセス法にDSIが含まれている。
 
【結論】
ジーンバンクは、この主権が国内および国際レベルで行使される方法の複雑さと不明瞭さに苦労して
います。ABSの問題は本質的に複雑ですが、結果として生じるABS体制は可能な限りシンプルに保つ
必要があります。ITPGRFAとそのSMTAは、複雑さの軽減に重要な役割を果たすことができます。 
 ITPGRFAの附属書Iに含まれていない(したがってMLSに含まれていない)マテリアルにもSMTAを
適用すると、問題が簡素化されます。
 残念ながら、MLSの拡大とサブスクリプションシステムの作成に関する合意は、2019年11月に開催
されたITPGRFA理事会の会議中に達成されませんでした。これは、主に遺伝資源に関連するDSIへのア
クセスに関する意見の相違によるものですMLSとその利用による利益配分は、ITPGRFAの下で調整され
るべきです。変化する気候の中で世界人口の増加に対応するために必要な重要なリソースを保存し、利
用可能にするという役割をジーンバンクが果たし続けることが、すべての国の利益になります。
 
 
2. アクセスと利益配分の措置の実施は、雑草の生物学的防除に影響を及ぼす
「生物多様性条約と名古屋議定書はは雑草の古典的な生物学的制御に対する障害を作り出した。
 本論文は、アクセスと利益配分規制の実施におけるアルゼンチン、ブラジル、南アフリカ、米国、カナダ
およびCABIの経験と、生物的防除剤の効果的かつ効率的なアクセス、交換および利用に及ぼす影響をレビュ
ーする。
 我々は、政策立案者は、農業と環境に対する生物学的防除が果たす重要な役割を認識すべきであり、生物
学的防除の研究と実施を促進するために、個別のアクセスと利益配分の法的枠組みを開発することが奨励さ
れると結論する。」
 
 
3. 名古屋議定書学習ポータル
 ♦原文ページ(Science at the Ecological Society of America)
「名古屋議定書がどのように発展してきたのか、何が対象となっているのか、どのように守られているのか
を知ってもらう。
 科学研究、教育、収集管理を行うすべての人が名古屋議定書を学習し、促進することを支援します。国際
研究と国内研究の両方に名古屋がどのように適用され、将来の研究計画と歴史的研究資源にどのように適用
されるかを示す。」
 
 
4. (CBD事務局) OEWG2について
「…中国での会議開催に関するWHOや国連の具体的な勧告はない。ポスト2020地球規模生物多様性の枠組
みに関する作業部会第二回会合、2020年2月に予定されている雲南省昆明市での開催も予定通りに進む見込
み。中国当局は武漢市やその他の地域で渡航制限を導入した。湖北省とこれらの地域の旅行は避けるべきである。
 事務局は、WHOおよび国連と協議して、状況を再検討している。必要に応じてこの情報を更新します。」
 
 
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