1. SBSTTA22がモントリオールにて開催中 https://www.cbd.int/meetings/SBSTTA-22 デジタル配列情報(DSI)が討論されています。 ニュースサイトIISDより 「多くの国がAHTEGの継続を希望、特に先進国側は用語の明確化を希望 一方、途上国からは、早いデジタル配列情報の利益配分の作成を希望。 ベルギー等先進国側のDSIは遺伝資源と同一でないとの見解に反し、アフリカ等途上国側はDSIは 遺伝資源と同一である見解、日本はDSIが新規議題であるかどうかの考慮の必要性を強調」 議論の途中のノンペーパ(討論用非公式文書)を基に討論中。 また、われわれは、SBSTTA22にてデジタル配列情報の話をしました。 詳細はこちら
デジタル・シーケンス情報のオープンな交換:CBD目標とSDGの推進
ICCサイドイベント – 2018年7月3日火曜日 – CBD SBSSTA 22 – モントリオール
2. ベトナムのABS情報 ABSのクリアリングハウスの情報が充実してきました。 非商用の利用(原文記事) また、パンフレットが公開されました。(7/3) パンフレット ダイヤグラムなど役に立ちそうです。 たとえば、ベトナムの研究者が日本にサンプルをもってくるときには、記載のフォーム8が必要です。 遺伝資源へのアクセス及びその利用から生ずる利益配分の管理に関する政令文書
以下補足 ベトナム人留学生や、ベトナムの研究組織の研究者が非商業目的の研究のために海外持ち出しを行う場合は PIC (政府許可)は必要ありませんが、当局への届け出が必要となります。(権威ある当局は、農業農村開発 省(農業関係:栽培、家畜、養殖、林業)と、天然資源環境省(その他、野生動物など)になります。) 届出への回答は15日以内に行われます。 <必要書類は以下> 【留学生の場合に当局に提出する必要がある書類】 ・様式8号 ・身分証明 ・留学先の研究機関の紹介状 【研究者の場合に当局に提出する必要がある書類】 ・様式8号 ・組織の法人資格証明 ・ベトナムの科学技術組織の申請に基づく、外国の組織による遺伝資源受入れ同意文書 ・海外への持ち出しを申請する遺伝資源に関連し、権限のある当局に認可されたプログラム、 プロジェクト、テーマ又は任務を示す文書