「弘前大学令和7年度第2回スタートアップサロン」を開催しました

 

弘前大学で、「令和7年度第2回スタートアップサロン」を、5月30日にハイブリッド開催しました。

 

 弘前大学研究・イノベーション推進機構では、スタートアップ創出のための起業活動支援プログラムの一環として、実際の起業家との交流を通して、起業家精神の醸成と教員・学生等が起業を目指す動機付けとすることを目的として開催しています。

 

 今回は、学生時代に音に関する研究に励まれ、その後、「音環境分析でコミュニケーションを豊かにする」をミッションとして事業を立ち上げたハイラブル株式会社水本代表取締役を講師として招きました。水本代表取締役から高専学生時代からの自己紹介ののち、当社で企業研修や学校教育現場における会話を分析しフィードバックすることにより、メタ認知能力を促進させる事業を展開していることについて説明がありました。また、当社の新しい挑戦として、一つは組織内の発話比率から人的資本を数値化する取組、もう一つは動物の声を理解する技術開発により、動物と人との平和的共存が実現される世界を目指していることについて紹介がありました。講演の最後にはこれまでの研究やスタートアップで学んだこととして、「原理を知ること」、「営業活動は状態遷移モデルで考えること」、「会社の仕組みを知っておくこと」、「博士経験は起業に効果的であること」についてアドバイスがありました。

 

 教職員・学生など64名(学生48名・教職員等16名)が参加し、講演後は活発な質疑応答も行われ、参加者は「起業」という選択肢を身近に感じるとともに、大きな刺激を受けていました。