『弘前大学先輩起業家交流会』を開催しました 

弘前大学 研究・イノベーション推進機構では、大学発スタートアップの起業促進のため、身近なロールモデルの紹介と「先輩起業家」との交流を図り、起業を身近に考えてもらうための取組みを行っています。

 

令和5年12月14日(木)17時半~19時半に、弘前大学附属図書館アカデミック・コモンズにおいて、「先輩起業家交流会」を開催しました(オンライン併用)。

 

青森県内のスタートアップとして、りんご搾りかすを原料としたビーガンレザーの開発・商品化を行っているappcycle株式会社・代表取締役の藤巻圭氏に「アップサイクルでサステイナブルな未来を創造する」と題して、畜産アプリなどを開発している北里大学発ベンチャーであるライブストックジャパン株式会社・代表取締役CEOの鍋西久氏(北里大学獣医学部・准教授)に「生産性と持続性の両立を実現する畜産システムの新展開」と題した内容で講演頂きました。

 

appcycle株式会社の藤巻社長からは、地域の課題から青森を盛り上げていこうとして、りんご搾りかすを使ったビーガンレザー「RINGO-TEX」を開発し、ANAの航空機のヘッドレストカバーや王林さんが手掛けるアパレルブランド「What Is Heart (わいは)」にも採用され、近い将来、青森県で5社目となる上場を目指す、事業展開について講演頂きました。

 

ライブストックジャパン株式会社の鍋西先生からは、「研究成果は現場に使われなければならないという信念」から、自ら社会実装のために起業されたという話や、大学教員としての立場と起業家としての葛藤や苦労について講演して頂きました。

 

地域課題がきっかけとなり急成長を目指しているケース、大学の研究成果の社会実装を目指して活動されているケースと、異なるタイプの起業家の熱い思いに触れたイベントになりました。

 

本学の教職員・学生など29名が参加しました。学生からの参加も多く、活発な質疑応答もあり、「起業」という選択肢を身近に感じることができたとともに、相談できる「先輩」が見つかったのではないかと考えています。

 

本学では、大学発スタートアップ支援のための様々な施策を検討中です。

文京キャンパスコラボ弘大5階の「起業相談窓口」までお気軽にご相談ください。

「起業相談窓口HP」⇒https://www.innovation.hirosaki-u.ac.jp/sangakukan/hirodai_venture