ABS学術対策チームよりお知らせ 6/7

 
1 . エクアドル事件の続報
「エクアドルの昆虫を連れ去ろうとした日本人に刑を宣告」
 ・COIP630条に基づき、大使館からの書類、働いている大学からの証明書、母親からの手紙が提出された。
犯罪歴がないことが証明された。・公衆謝罪を行った。「(...)私は引き起こされた損害についてエクア
ドルに私のそれぞれの公の謝罪を提示することを進めます、そして私は私の裁判の主題であった行為をしな
いことを約束します」
 ・USD 3 940の罰金をキャンセルされ、環境省によって課されたUSD 1,773の別の行政罰金となった。
 ・禁錮は執行猶予となり、日本のエクアドル大使館に二年間月1回の出頭となった。
(スペイン語のグーグル翻訳で読んでいるために、正確性は保証できません)

 [エクアドル:標本持ち出しの九大職員、帰国へ 南米・執行猶予に - 
毎日新聞](https://mainichi.jp/articles/20190524/ddg/041/030/009000c)(有料記事)
 [Un jardinero japonés fue sentenciado por intentar llevarse insectos ecuatorianos |
El Comercio]♦原文記事はこちら
 [Japonés que intentó sacar insectos de Ecuador cumplirá condena en su país - Diario
Digital Manabí Noticias]♦原文記事はこちら


2.デジタル配列情報(DSI)の各国・各団体の意見提出 
♦生物多様性条約事務局HPより
 現在、19か国、15機関が公開されています。何回かにわけてご報告します。

アフリカ連合: African Union Commission on behalf of the African Group
原文書

<用語>
 ・用語に議論の焦点を当てることは適用範囲を狭め、役に立たない、技術革新で短時間で時代遅れになるか
らである。
 ・一方、自然情報や遺伝情報のような幅広い用語の使用を支持
 ・さらなる議論を行う場合は、用語の分解を提案、「天然に存在する配列をスキャンし、次いで編集された全
ゲノムを介して注釈付きまたは単離された機能遺伝子に進み、最終的には特許取得および/またはゲノム編集ま
たは他の形態の遺伝子操作に使用できる有用な発見および/または発明に至る。」

<範囲>
 アフリカ諸国は自国のABS法の変更を開始している。

(エチオピア)
 改定ABS宣言は、遺伝資源を遺伝情報を含む生物資源であり、ヒト、派生物、デジタル配列情報を含むエチ
オピア国外のデータベースでのエチオピアの遺伝資源から得られる配列情報についてPICがどのように得られ
るか不明、PICの要求事項への不適合や利益配分が適用されるはあきらかでない。

(マラウイ)
 環境管理法(マラウイ法のCap60:02)およびその他の分野別法律に従って、生物資源へのアクセスを制限し、
その共有に利益をもたらしています。本法に基づき、ABSガイドラインを作成
 ガイドラインは、マラウイが物理的生物資源の収集と輸出、利用、遺伝資源に関連する伝統的知識、遺伝情報
の利用、あらゆる形態のDNA / RNA配列または微生物データを含むあらゆる形式の配列データを含むすべての
活動を考慮することを明確に示している。
 また、作成中のABS規制にはDSIを含む。
 マラウイはDSIの能力開発を望む。

(南アフリカ)
 国家環境管理法への2013年の補正で、遺伝資源に情報が含まれた。
 MATと許可雛形には第三者移転の条項に、公的データーベースへの登録も含め、DSIを含む。
 多くの学術研究者は、配列を登録するが、これらの直接的な利益配分はない。
 国際的なポリシー作成を行い、配列情報の作成に貢献した遺伝資源の起源国への利益配分を確実にするべきで
ある。

(ウガンダ)
 ウガンダは2019年の国家環境法改正にて遺伝資源を定義、ウガンダからの遺伝資源のトレース可能にすること
である。ウガンダはDSIは遺伝資源に含まれる。
 科学技術に対する規制機関の能力開発が重要である。

<DSIの使用>
・遺伝資源の利用はDSIも含み、利益配分の対象となる。
・DSIの利用は拡大し、ABSのスキームを考慮することが重要
・DSIのアクセスがどの程度されているか検討することが重要。

<利益配分>
  DSIは遺伝資源の利用および遺伝資源に含まれる。
  DSIのオープンなフリーアクセスの利益は知っているが、研究開発のパターンが有体物から情報に変化してい
 ることがABSスキームを壊している。この点でDSIを対象とすることは大切である。
  現在のABSスキームでは、金銭的利益を見出すことができない。
  アフリカングループは、学術研究を阻害しない、商品からの利益配分の方法を検討することはメリットがある
 と考える。
 DSIへのアクセスを管理するための可能な手段について、遺伝情報の産業界および学術的利用者の焦点が誤って
いることに懸念を示している。
 DSIが利用されているときに利益共有を確実にすることに集中することは生産的であろう。
 DSIの利用から生じる利益が配分されることを確実にする方法として、すでにDSIへのアクセスを管理するか、
またはそのための措置を講じています。

<能力開発>
 ・実践的な能力開発のニーズがシーケンス装置とそれに関連するトレーニングが重要。
 ・ただし、能力開発は利益配分の一つでしかなく、金銭的利益の代わりにはならない。

<まとめ>
 ・驚くべき量の情報が生成されている、商業的利用は遺伝資源があるコミュニティーから利益がなく、得られ
ている。
 ・配列データとその派生物は簡単にアクセスできるが、提供者は簡単には利益を得ることができない。
 ・生物多様性の損失は続いている


3.  雑誌「BioScinece」より名古屋議定書:デジタル配列情報を定義する難問
 ♦記事はこちら
 たくさんのペーパーワークを生み、ジェンバンクなどのデーターベースへのアップロードができなくことを心
配する。
 Zmikusa博士は「DSIの名古屋議定書に含まれることは基礎科学を侵略するDSIは名古屋議定書でカバーされ
ない」と主張。Seberg博士は「AHTEG会議では共通のグラウンドが欠如している。2-3日の会議で結論がでる
ものでない」Seberg博士は Bioscience誌に「COP参加者が容認できる合意に到達できる能力が欠如している」
 次回のAHTEG(2020)では、定義と商用利用のABSについて話し合われる。
 [関連文書]

4. オーストラリアで希少トカゲ密輸か、邦人を逮捕
 ♦関連文書1 ♦関連文書2 ♦関連文書3 ♦関連文書4

環境保護・生物多様性保全法
 Environment Protection and Biodiversity Conservation Act: 
原文書
原文書「⑤野生生物、標本及び 由来製品の国際移動の制御」
 
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