弘前大学グロウカルファンド「八戸菊プロジェクト」成果報告会のご案内(2/4開催)

平成29年2月から、弘前大学グロウカルファンドにより八戸市の造園業株式会社香月園との共同研究「八戸菊プロジェクト」をスタートさせました。八戸菊プロジェクトは、近年、(株)香月園が所蔵する和古書の中から、『菊押葉添句標本帖』(仮称)が発見されたことを契機として、この書を解読し、その意義を解明することを目的としています。
 『菊押葉添句標本帖』は、120種類の菊の押し葉に、その菊の名に寄せた「句」が添えてあるもので、明治期の八戸の菊文化、また文化人たちの文化生活を知り得る極めて貴重な書物です。
 菊葉の分析を山形大学農学部小笠原宣好准教授が、「添句」については弘前大学人文社会科学部渡辺麻里子教授とその研究室の学生が解読及び分析した結果、添句の内容が明らかになると同時に、明治初期の八戸における文化人達の菊に対する思い、和歌の教養や文化背景が見えてきました。
 本成果を広く八戸市民にお知らせするために報告会を開催いたします。

 

〔弘前大学グロウカルファンド・八戸菊プロジェクト成果報告会〕
  八戸菊の世界 ― 香月園所蔵『菊押葉添句標本帖』を通して ―
           
 日時:2018年2月4日(日)13:00~15:50
 会場:弘前大学八戸サテライト(八戸市堀端町2-3 八戸商工会館1階)

   →※八戸商工会館4階 大会議室(八戸市堀端町2-3、同じ建物の4階) へ変更(1月31日更新)
 事前申込不要、先着40名
 入場無料

 

[プログラム]          
 総合司会 弘前大学 研究・イノベーション推進機構 URA 山科則之

 

13:00 開会の辞  弘前大学人文社会科学部 教授 渡辺麻里子

第1部 八戸菊について 
 13:10~13:40【発表1】 香月園と菊の歴史
              株式会社香月園 専務取締役 橋本修
 13:40~14:00【発表2】 食用菊のルーツをさぐる
              山形大学農学部 准教授 小笠原宣好
(休憩10分)
 第2部 『菊押葉添句標本帖』と添句について
 14:10~14:20 【発表3】 布引瀧の句について 弘前大学人文学部4年 達谷窟佐紀
 14:20~14:25 【発表4】 歌枕高砂について  弘前大学人文学部4年 内海弥生
 14:25~14:30 【発表5】 羅生門の鬼     弘前大学人文学部4年 畑山佳奈子
 14:30~14:35 【発表6】 箙の梅伝説     弘前大学人文学部4年 福士ちひろ
 14:35~15:00 【発表7】 香月園所蔵『菊押葉添句標本帖』と文学世界
              弘前大学人文社会科学部 教授 渡辺麻里子
(休憩10分)
 第3部 ディスカッション
 15:10~15:20【コメント1】奥州菊について   八戸菊花会 会長 工藤 亮悦氏 
 15:20~15:30【コメント2】菊の郷・八戸について デーリー東北新聞社 論説委員 大向富美郎氏
 15:30~15:40 ディスカッション
 15:40 閉会の辞 農林水産省産学連携支援コーディネーター 野呂治氏 

 

主催 国立大学法人弘前大学 
 共催 株式会社香月園
 後援 八戸市、八戸菊花会、八戸菊研究会、デーリー東北新聞社、東奥日報社、陸奥新報社

 

【お問い合わせ】
 弘前大学人文社会科学部総務グループ
 TEL: 0172-39-3192
 FAX: 0172-39-3189
 E-mail: jm3192@hirosaki-u.ac.jp