［回答］

　２人の実験参加者が隣り合った状態で歩行した場合、歩行のタイミングが揃いやすい傾向があることは、2009年に Human Movement Science誌に掲載された Jeff A. Nessler と Sara J. Gilliland の論文でも明らかにされている現象です。当人たちが特に意識していなくても、無意識的に相手に合わせて歩行を速くしたり、遅くしたりして、結果として自然に歩行のタイミングが揃う傾向があります。当然、人間の行動を全て数式で説明できる訳ではありませんが、相手に合わせて歩くのが遅くなることを説明するのも、私たちが提案したような数式で表すことができると思います。