[質問]
なぜ、血流が悪くなると痺れるのですか?
(ペンネーム:タコさん)
[回答]
正座を続けると膝の裏や足の甲を通る動脈が圧迫され、末梢神経にゆく血流が不足し、神経に異常な電流が流れます。この情報が脳に伝わり「しびれ」として感じます。血流不足がさらに持続すると運動神経も麻痺して、足に力が入らなくなります。しびれは、そうなる前の注意信号なのです。なお、正座をやめて血流が回復すると、細胞から発生した活性酸素が皮膚近くの感覚神経を刺激し、ビリビリしたしびれを感じるようになります。こちらは血行の回復を意味する感覚です。感覚にも色々なものがあり面白いですね。
- 私が「なして?」にお答えしました!
- 若林 孝一
- [ 弘前大学大学院医学研究科 教授・理事 ]