[質問]
火に、水素を近づけると、爆発的に爆発し、火に酸素を吹きかけると燃焼が盛んとなります。ところが水素と酸素の化合物である水は、火を鎮火させます。何故水は燃えないのでしょうか?
(ペンネーム:LiLusさん)
[回答]
「ものが燃える(燃焼)」とは、空気中の酸素と結合することで、熱と光を出すことをいいます。水素に酸素が結合してできた「水」は、もう酸素と結合することが出来ないので、燃焼することが出来ません。ものが燃えるには、「燃焼の三要素」(可燃物・酸素・温度)がそろわないと燃えません。燃えているものに水をかけると、熱を奪い「温度」を下げ「燃焼の三要素」を成立させないようにするので消火できます。
- 私が「なして?」にお答えしました!
- 長南 幸安
- [ 弘前大学教育学部 教授 ]