青森県におけるがん登録の現状と予防のための研究

内容

がん死亡の解析は発症数や病期(がんの拡がり)などの影響を含めた研究が必要です。平成元年から青森県で実施されている、青森県がん登録事業のデータ集計および解析について、平成25年度より本学で受託研究を行ってきました。県内病院における院内がん登録サポートや、医療機関に追加情報の提供を依頼して、遡り調査を行いました。肺がん、大腸がん、胃がん、肝臓がん、乳がんについて、保健圏域ごとの羅患と死亡の状況を明らかにし、今後のがん対策について検討しました。また、早期受診プランとして、がん検診の受診率向上、がん検診の精度管理が求められ、医師会との連携・協力体制も構築していかなければなりません。