唾液腺内視鏡手術を容易にするシーズダイレーターの開発

内容

唾液腺内視鏡手術では内視鏡を腺管内に挿入する過程が最も困難な手技と考えられます。

腺管開口部に留置することを解決案とし、その留置の際に必要なダイレーターおよび留置用シースを一つの組立体として開発しました。

管腔を体内や体表面に留置する器具は既に多数開発されていますが、今回かそれらの規制品を元に口腔内の腺管開口部留置用として試作を重ねたものです。

新技術の特徴としては、シース、ダイレーター、ガイドワイヤーの組立たいであること、3つの先端が段差なくスムーズに挿入可能であること、開口部を切開するなどの侵襲を必要とせず腺管内に内視鏡を誘導することが可能であることがあげられます。これにより、唾液腺内視鏡手術に寄与できると考えます。