リアル3D地形モデルで見る宇宙からの白神世界遺産の四季
- 丹波 澄雄
- 准教授
- 理工学研究科
- 公開 2016.02.26
- カテゴリー(情報・通信)
- キーワード(リモートセンシング , 高輝度プルジェクター , 3Dプリンタ , 3Dリアル地形モデル)
内容
リモートセンシングで得られた地表画像データに対して精密幾何学補正を行い、高い精度で地図と合わせる技術です。画像データに含まれる地形効果や大気効果の影響を除去することで、地表本来の情報が復元できます。必要に応じて仮想日時の太陽一による陰影効果を加えます。3Dプリンタで地形モデルを作成し、表面に高反射加工を施します。準備した画像データから地形モデルと同じ地図範囲を切り出し、高輝度プロジェクターで地形モデル上に画像を投影します。地形の凹凸に起因した幾何学的な歪みが生じるため、標高データに基づく補正を行います。どの方向からも本来の輝度で見えるように、各点の斜度に基づいた輝度補正を行っています。地域の理解と、季節による地表のダイナミックな変化を把握できます。今後は、表面反射特性を理想的な等方性反射特性に近づけるために、適切な塗装材料を見出すことを検討していく必要があります。