地場企業とともに地域の経営戦略を考える

内容

 ①地域ブランドに関する研究、②地域経営に関する研究、そして③東日本大震災に関する調査研究(井上隆・谷口清和・佐々木純一郎・竹ヶ原公(2013)『東日本大震災における八戸圏域企業行動』あおもり県民政策ネットワーク)を行ってきました。また、一般社団法人Jミルクより研究助成*を受け、人口減少社会の一面である買物過疎地域への支援として移動販売車の実態を調査研究しました。例えば、函館酪農公社の定期的な移動販売車は、東日本大震災時に青森県でも重要な役割を果たしました。このように日常的に地域コミュニティの社会的課題を解決する地場企業は、地域社会の持続可能性を支えるものであり、地域の経営戦略や産学連携を考える際に貴重な存在です。(*「『函館酪農公社』移動販売車に見る買物過疎地域への社会貢献的役割の研究」。研究代表・佐々木純一郎。)