着雪防止型太陽光発電システムの開発

内容

 太陽光発電普及拡大には、昼間に発電した電力を貯めて夜間に使う「蓄電」設備・技術が必要不可欠な要素となる他、日照時間や降水(降雪)量、気温などの地域特性も太陽光発電量に大きな違いをもたらすため、自然と共生しながら、地域特性を踏まえた太陽光発電システムの利用促進が重要であります。我々は太陽光パネルから雪の滑落を促すような形状を提案し、効率よく着雪の防止が可能な太陽光発電パネルを開発するとともに、気温による影響を最小限にする蓄電技術の開発を行っています。これまでの研究開発では回転型太陽光パネルは、冬期の着雪防止効果だけではなく、夏期の温度上昇による発電効率低下防止にも効果があることを明らかにしました。現在、これまでの研究成果を応用発展させ、バッテリの最適充放電技術と最適な状態を維持する技術の開発を目指しています。