3kW級メタンガス燃焼エンジン式発電機の開発

内容

 バイオメタンガス燃焼式エンジン発電機の開発コンセプトは、ローテク・安価・高汎用性であり、町工場や整備工場でも取付・修理できることです。小型で持ち運べる発電機としての意義にも着目しており、バイオガスを燃料とした発電機自体を製品に位置付けた農業・畜産業・漁業等のための簡易電源、あるいは非常時電源としての検討も行っています。従来の液体(ガソリン)燃焼式エンジンをベースに、3kW級のメタンガスエンジン発電機を製作しました。液体燃料用エンジンを気体燃料仕様にするための専用インジェクタや各種の燃調用補器類を用いています。今後は電力生成観点からの運転効率の最適化、工業用メタンガスから都市ガスやバイオマスガスへの応用を検証し、電力変換・出力用インバータの設計、蓄電、可燃性、製作コスト、熱利用等について、調査を進めて行く予定です。