太陽電池用シリコンの低コスト製造プロセスの開発

内容

 エネルギー夜間橋問題の観点から太陽光をエネルギー変換できる太陽電池が注目されています。太陽電池材料の研究では現在も主流で今後も増えていくと考えられるシリコン太陽電池をターゲットとして、デバイスそのものではなく、シリコン原料を低コストにする技術の開発に取り組んでいます。従来の炭素還元+シーメンス法ではなく、シリカの高純度化+高純度炭素還元法という新しいプロセスでの還元プロセスの開発を行っています。特許申請済みのフラックスを用いた新しい還元法の開発により、還元効率を向上させれば全体コストを抑制することができます。様々な元素でスクリーニングを行い、シリコン生成効率を向上させる元素がいくつか見つかりました。また、必要な反応速度も100℃程度抑制できることもわかりました。