小型自律飛行ロボット(UAV、ドローン)の開発

内容

 予め設定された場所を自動的に巡回できる小型自律飛行ロボット(UAV、ドローン)を開発しています。この研究で開発している飛行ロボットは、翼長2m程度の固定翼型模型飛行機並びに回転翼型のマルチコプターに小型カメラ、通信装置、自律飛行のためのGPSセンサー、加速度計、ジャイロや小型コンピュータなどを搭載したもので、飛行前に予めインプットされた場所を、UAVに搭載された制御用コンピュータによって自動的に操舵しながら巡回できるものです。UAVの用途として、気象観測、大気汚染観測、自然破壊の監視、植生生育観察、災害の視察、交通監視、防災レスキュー活動の支援、送電線監視などが考えられます。試作した固定翼型及び回転翼型のUAVと、リアルタイムで地上局に表示される飛行機の姿勢や飛行情報の画面を図1、2及び3に表示します。現在試作したマルチコプターを用いて、3次元地図を作成しており、水平方向50cm、垂直方向10cmの空間精度で3次元地図の作成が可能であることを確認しました。現在UAVの様々な用途への応用を考えています。