北東北における災害時医療情報バックアップおよび地域連携促進ネットワーク

内容

 弘前大学医学部附属病院医療情報部として、災害対応の診療情報バックアップおよび地域医療連携に資する情報システムを開発しました。病院、診療所、調剤薬局、検診センター、介護施設等のカルテ情報、レセプト情報、検査結果等の電子化された情報を収集・蓄積し、地域全体で患者をケアする取り組みを推進します。東日本大震災のような災害時にはカルテ流出やほとんどの医療機器・機材が使用不能となることもあり、必要な医療情報はバックアップし、クラウド等により被災地からのアクセス可能なシステムを構築することが求められました。また、平時には相互の診療情報を参照することで、地域医療機関・施設が情報共有できます。平成30年度から在宅医療・介護連携推進事業が全市町村で開始されることもあり、電子化されていない情報提供について協議し、共有・活用につなげる体制を構築する必要があります。