一日24時間を刻む「時計遺伝子」の機序解明 細胞増殖・免疫炎症の制御

内容

 患者検体の診断は治療方針に大きく影響します。臨床科と合同カンファレンスを行い、正確かつ迅速な病理診断ができるように精度向上に努めています。低酸素誘導因子を中心とした腫瘍血管新生や、リンパ管マーカー・ポドプラニンに関する研究および細胞・組織培養を用いた腫瘍に関する研究などに取り組んできました。また、生物時計・時計遺伝子の転写制御システムが解明され、血管新生などの重要な現象が、概日リズムの制御下で、各種疾患と関連していることが判明しました。