超高齢社会を支えるための非侵襲型検査方法と小型検査機器の開発と将来展望

内容

世界最先端の超高齢社会・日本における成功した高齢化対策を世界中が注目しています。医療全体の底上げのための、非侵襲・低侵襲かつ安価・簡便で誰でも実施できる検査が望まれています。総合診療医という立場だからこそ見える、そして気づく、実現可能な開発・研究に貢献しています。医療は病院から地域に広がり、地域全体で患者をマネジメントするようになります。そして医療従事者も患者も医療機関から地域へ活動の場が広がっていくでしょう。そのためには、従来の医療機関内の技術を、より低侵襲・安価・簡便にして、かつ質の担保ができる状態で広げる必要があります。既存の医学体系や医療システムの最先端を一歩進めるための超専門的研究ではなく、将来的なニーズを勘案した日本のヘルスケア全体の底上げを目指した“新しい領域や手法”を研究・開発しています。