ゲノム情報のコンピュータ解析と人工知能技術による核酸配列設計

内容

① リファレンス配列への複数条件下におけるマッピング結果をウェブブラウザにより一目で確認できるシステムを開発し、農学分野への応用を行いました。次世代シーケンサーにより産出される配列データをコンピュータで解析し転写産物の発現量を定量化するために、異なるリード長や異なるサンプルでのデータなど、複数の条件下でのマッピング結果を同時に表示し比較できるウェブブラウザベースの解析結果閲覧システムの開発を行いました。
② 指定した二次構造へフォールドするRNA配列を人工知能技術に基づき自動設計する手法を開発しました。進化的計算に基づき、「二次構造予測(RNAfold・CentroidFoldなど)を行うと指定した二次構造へフォールドするRNA配列」を自動設計する手法を開発しました。数百塩基程度のRNA配列であれば標準的なPCで設計可能です。