脳の雄雌差に関する研究

内容

 神経生理、脳の生理学が研究の中心であり、特に扁桃体(情動 不安等の部分)の研究を行っています。脳の雌雄差に関して実験を行う際、動物実験は基本的に雄だけで実施されていますが、その結果だけでは不十分と考えています。そこで、雌の性周期によるホルモン変動や、ネズミの行動解析を用いています。培養脳神経細胞レベルに放射線を当てる実験を進めたところ、放射線量が上がるとダメージを受けることは確認できました。今後、マウス個体に直接放射線を当てる研究を始める計画です。子どもの発達センターにおいて実際の子ども達のデーターを取りながら、教育学部の教員の知見も加えて検討しています。様々な特性を見いだして纏めることが重要であると考えます。その結果を、動物実験へのフィードバックするルーチンを検討中です。また、雌雄差による、脳のギャバ作用変化にも取り組む予定です。